自費診療
当院内科では、保険診療が適用されないAGAとED治療薬の処方に関し自費診療を行っています。
自費診療 01AGA
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。
AGAには男性ホルモンが関わっています。男性ホルモンである「テストステロン」は、毛根にある「5αリダクターゼ」という酵素によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変えられます。髪の毛の産生と成長の場所は、毛根にある「毛乳頭」という部分ですが、DHTが毛乳頭にある男性ホルモン受容体に結合すると、髪の毛の産生と成長を止めるように働きます。それによってAGAが起こります。DHTが結合する男性ホルモン受容体は前頭部から頭頂部の毛根にあり、側頭部、後頭部の毛根にはほとんどありません。そのため、AGAは前頭部から頭頂部にかけて薄毛が起こります。
AGAの治療
治療方法 | 治療効果 | 作用 | 治療期間 |
---|---|---|---|
ミノキシジル (塗り薬) |
発毛効果 | ・もともと高血圧の治療薬として使われていた。 ・血管拡張作用があり頭皮の血流を改善させる。 ・毛乳頭での髪の毛の成長を助ける。 |
毎日連用で効果が確認できる目安は6ヵ月。 |
フィナステリド デュタステリド (飲み薬) |
脱毛抑制効果 | ・5αリダクターゼの働きを抑えることでDHTの産生を止めてAGAの進行を止める。 | 毎日連用で効果が確認できる目安は6ヶ月。 |
注入療法 (メソセラピー、HARG療法) |
発毛効果 | ・成長因子などを頭皮に直接注入して発毛を促す。 | 2~4週に1回の治療を6ヶ月~1年行う。有効性は十分に検証されていない。 |
自毛植毛 | 発毛効果 | ・自身の髪の毛を薄毛の部分に移植する。 | 治療は1回。有用性の試験は実施されていないが、82.5%以上の生着率が報告されている。 |
当院では、内科医の診察により適応を判断させていただき、フィナステリド(商品名プロペシア)あるいはデュタステリド(商品名ザガーロ)の処方箋をお渡ししています。
費用
費用については処方する薬によって異なりますので治療の際にご質問ください。
自費診療 02ED
ED(勃起不全)とは、「勃起機能の低下」を意味する英語Erectile Dysfunctionの略です。専門的には「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」とされています。つまり、勃起が起こらないケースはもちろんのこと、硬さが不十分、勃起状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもED(勃起不全)となります。
ED治療薬として、シルデナフィルクエン酸塩(商品名バイアグラ)、バルデナフィル塩酸塩(商品名レビトラ)、タダラフィル(商品名シアリス)の3種類のお薬が処方可能です。不整脈や不安定狭心症など、心血管系に異常を認める方は使用できないため、心電図検査や医師の診察の結果これらのお薬を処方できないケースがあります。
費用
費用については処方する薬によって異なりますので治療の際にご質問ください。
自費診療 03各種ワクチン接種
当院では下記のワクチンにつき接種を行っています。それぞれ公費補助の有無や接種時期をご確認の上で内科にてご相談下さい。
対象疾患 | インフルエンザ | 風疹 | 肺炎球菌 |
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ワクチンの種類 | インフルエンザHAワクチン | MR(麻疹風疹混合) ワクチン |
ニューモバックスプレベナー |
接種時期 | 毎年10月~翌年1月 | 通年 | 通年 |
対象年齢等 | 12歳以上 (12歳未満の小児には対応していません) |
1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性 | 65歳以上 |
公費補助 | あり (市町村により対象年齢や金額が異なります) |
あり (対象者は全額補助) |
あり (ニューモバックスのみ) |
その他の条件 | 先行して実施する血液検査にてにて風疹抗体が陰性であること | 2回目の接種の場合、6か月~5年経過していること | |
予約の要否 | 必要 (当院内科定期受診患者は不要) |
必要 (抗体検査時に確認) |
必要 |