小沢眼科内科病院

眼鏡・コンタクトレンズ

眼鏡・コンタクトレンズ 01屈折異常

一般的に「眼が悪い」と言う時、裸眼では遠くが見えにくい状態を想像されると思います。
そのほとんどは近視や遠視、乱視と言われ、総称として、屈折異常といわれます。
屈折異常は眼鏡やコンタクトレンズで矯正ができるものになります。

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日常生活において見えにくさで不自由を感じている場合、屈折矯正をお勧めしますが、屈折異常があったからと言って、必ずしもすべてを矯正する必要はありません。車の運転をする人は0.7以上が必要なので、その数字を目安にすると良いかと思います。

普通自動車免許
両眼で0.7以上、片眼で0.3以上
片眼視力が0.3未満の場合は、もう片眼が0.7以上かつ、視野が左右150度以上
大型・中型・準中型・けん引・二種免許
両眼で0.8以上、片眼でそれぞれ0.5以上
原付・小型特殊免許
両眼で0.5以上

眼鏡・コンタクトレンズ 02眼鏡

眼鏡の目的は屈折異常を矯正して、網膜にピントを合わせ、見たいものをはっきりと見るためです。
様々な生活のシーンに合わせた眼鏡がありますので、解説をしていきます。

単焦点眼鏡

単焦点レンズは、1点に焦点があるレンズになります。調節力(ちょうせつりょく)が豊富にある若い時には遠方に焦点を合わせると自身の調節力を使って遠くから近くまではっきりと見えます。老視(ろうし)が入ってくるまでは単焦点眼鏡で十分に対応できます。しかし、45歳程度から老視の訴える方が多くなり単焦点眼鏡では合わせた距離はみえますが、それ以外の距離は見えにくい場合もあります。その際には見えにくい距離に合わせた単焦点眼鏡をもう1本合わせるか、多焦点眼鏡を作成することをお勧めします。

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アシスト眼鏡:低加入の多焦点眼鏡

アシストメガネとは、20代~30代用の『多焦点眼鏡』で、近くの作業をするときの調節力を助けてくれるレンズのことです。
目を酷使するようになった今、アシスト眼鏡を使用することにより楽に作業を進めることができます。
まだ見えているから大丈夫ではなく、長時間近くの作業をしていると負担になってきますので眼精疲労の対策にもなります。

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多焦点眼鏡

老視を感じ、遠くも近くも掛け外しをしなくて済むのでとても便利です、1本で見たい方におすすめです。
しかし、1枚のレンズで遠・中・近が見えるように設計され、眼鏡の視線が通過する位置によって度数変化が生じます。その為、焦点を合わせるのに慣れが必要です。また、歪みなどの違和感を感じたりする場合があります。

多焦点眼鏡の種類には以下の種類があります。

  • 遠近両用眼鏡
  • 中近両用眼鏡
  • 近々両用眼鏡

遠近両用眼鏡

遠くが見える所と近くが見える所を広く設けているレンズになります。

40〜50歳ぐらいであれば遠くから中間距離、近くまで楽に見えることが可能です。しかし、50歳を超えてくると老視がすすみ遠近両用眼鏡だけではパソコンの画面などの中間距離は見えにくくなります。

初めて遠近両用眼鏡を検討している方には、視線の使い方をお伝えします。

遠近両用眼鏡ではレンズの構造を理解するのが、快適に見るためのポイントになります。
上図のようにそれぞれの見たい物の距離により、視線を移動することによって焦点が合う位置を変えます。
近くを見る場合は、レンズの下方で見えますが、正面付近でみた場合は遠方~中間度数のため、見えにくい、もしくは疲れる、という症状が出てきます。構造を理解して下方のレンズを視線が通るように使用することが必要です。

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遠近両用眼鏡を使うポイント
  1. レンズの特性を理解する
  2. 視線の正しい使い方を知る
レンズの特性

レンズ周辺部(主に両脇)では度数が不均等になっているため、歪んで見えてしまいます。
レンズ中央部の上から下までが自然に見える場所だとご理解ください。手元に関しても、広い範囲が見渡せるわけではありません。横に視線を動かすより顔を動かして見る慣れも必要です。

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具体的な対処法

近くを見る時の方法
新聞や雑誌を見て下さい。
いまひとつ鮮明に見えない場合、そのまま同じところを見たまま、ゆっくりと顎を上げてみて下さい。
見えるようになったでしょうか。
近くを見るための基本的な使い方です。今まで無意識的で見ていた姿勢で見えるとは限りませんので、顎を上下させて見やすいところを探す必要があります。慣れるまでに多少時間がかかることがあるかもしれませんが、自然に見える位置で見えるようになるまでは意識的にみるようにしましょう。

それでも手元が見えない場合は以下の原因が考えられます。

⓵度数が適切ではない(特に加入度数)
⓶アイポイントと眼の位置が適切でない

⓵について
お使いの遠近両用の度数が合っているか、視力検査時にお調べします。

⓶について
アイポイントとは、メガネをかけた時にレンズのどの部分に瞳孔(瞳)の位置があるのかを示すことです。
瞳孔中心(赤丸印)とレンズの遠用光学中心の位置が合っていれば正しいアイポイントの位置と判断します。
アイポイントの高さによって、遠・中・近の見え方のバランスが変わりますので、設定は重要です。
アイポイントの決定は眼鏡の購入時に行います。

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遠近両用眼鏡使用は早い方が良い

40歳前後になって「眼鏡は初めて」という場合は、まず、「眼鏡に慣れる」必要がありますので、手元の見づらさが進む前に、早い段階から眼鏡に慣れることが必要です。
老視が進むに従い、遠くの度数と手元の度数の差(加入度)は大きくなっていきます。

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この差が大きくなるとレンズの歪みは大きくなるので、早めに始めて慣れた方が良いです。例えば、遠近両用眼鏡を初めてかけてみようと思った年齢が50代半ばだとした場合、手元を見えるようにするには加入度が約+2.25D必要です。40歳で作成した時と比べてレンズの歪みが大きくなり慣れるのに時間がかかります。なので、出来れば加入度が低い年齢のうちに遠近両用眼鏡を使い始めていただくことで、その後、度数をアップしても自然に慣れることが出来ます。

中近両用眼鏡

遠くは広い範囲が見えなくてもオフィスや家の中で不自由がないようにしたいという方におすすめです。室内用眼鏡とも呼ばれ、中間距離(3~4m先)から手元までが良く見える眼鏡です。遠近両用よりも度数変化が緩やかなで、焦点があう視野が広いのが特徴です。中間から近方距離の使い勝手の良さは遠近両用眼鏡より格段によく、デスクワークやパソコン、読書、テレビ、人との会話、料理、家事など中間距離を重視したい方には最適です。眼の疲れや負担が抑えられるため、長時間の利用が苦になりません。
ただし、遠方に焦点が合わないため、屋外での作業やスポーツ、アウトドアレジャー、車の運転などには不向きです。

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近々両用眼鏡

手元からパソコンまで少し奥行きをもたせた老眼鏡です。中近両用眼鏡より、近くの視野が広くより手元が大きく見えるレンズなので、デスクワーク中心でデスク周りをワイドに見たい方には最適なレンズです。
1つの距離にしか焦点が合わない近用眼鏡と違い、少し奥まで広く見えます。通常の近用眼鏡と比べて70㎝から30㎝が広く見えますので、快適にパソコン作業と書類の作業をしていただけます。
・今までの老眼鏡だとパソコンを見るときに近づかなくではならず不便
・中近両用眼鏡でも手元の見え方が狭く感じる
・新聞をテーブルに開いて置いて見た時に奥の記事が見えない
・会社のパソコンのモニターが少し遠いので見えない
という方は一度、近々両用眼鏡を試してみてください。

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さまざまな眼鏡をご紹介しましたが、眼鏡を作成する際一番大切なことは、疲れにくく、快適に見えることです。
眼鏡は使用する場面によって向き不向きがありますので、使用目的を明確にし、自分に合った眼鏡を作りましょう。

眼鏡・コンタクトレンズ 03コンタクトレンズについて

基本的には、眼鏡もお持ちのうえで、コンタクトレンズ処方のご相談を受け付けます。レンズ処方の前に、眼鏡の時と同じく、眼に異常がないかを診察で確認します。加えて、角膜の形状や細胞の数を調べる詳しい検査を行う場合もあります。

当院では、最新のコンタクトレンズの素材やケア用品の種類も多数取り揃えておりますので、個人のライフスタイル等に合わせてご相談させていただきます。

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最近のコンタクトレンズは、素材がよくなり乾きにくくなってきました。また、使い捨てタイプでも乱視矯正幅も広くなりました。さらに遠近両用タイプの種類も増加しており、ご希望に応えることが可能となってきています。しかし、眼に直接のせるものであるが故、眼鏡よりトラブルも多く生じ得ることに注意して頂く必要があります。

眼鏡と何が違うの? 〜コンタクトレンズの長所と短所〜

  1. 長所

    ・視力の矯正力が高く、眼鏡では矯正しきれない近視や乱視も矯正可能な場合がある
    ・物の大きさが変わらない(眼鏡では、度数によって物の大きさが違って見えることがある)
    ・視力の左右差は問題にならない(眼鏡では、度数に左右差があると眼鏡装用が困難)
    ・視野が広い
    ・スポーツ時などに適する
    ・顔の印象が変わらない

  2. 短所

    ・眼のトラブルを起こすことがある(特に角膜障害やドライアイ)
    ・装着や日々のケアが面倒
    ・小さい年齢には不向き(実際に装用の練習が必要)

ハードコンタクトレンズの特徴
  • 強い乱視や近視、遠視も矯正可能
  • 重篤な角膜疾患になりにくい
  • 円錐角膜など角膜疾患に対応可能
  • レンズのケアが必要
  • 最初はゴロゴロして違和感がある
ソフトコンタクトレンズの特徴
  • 使い捨てレンズがある
  • 1日使い捨てタイプではケアは不要
  • 最初から違和感なく装用しやすい
  • 種類が豊富にある
  • ケアを怠ると重篤な眼疾患につながる

単焦点コンタクトレンズと多焦点コンタクトレンズ

40歳あたりから、遠くから近くにピントを合わせる力「調節力」が減少してきます。近視の方でも調節力は減少してきますので老視になります。単焦点コンタクトレンズでは老視に対しての対策はできないため、デスクワーク用の眼鏡が必要です。しかし、眼鏡をかけたくない方もいらっしゃいます。近年、コンタクトレンズにも多焦点レンズのバリエーションが増加して、構造もよくなり自然にみえるようになりました。
当院でも多焦点コンタクトレンズの取り扱いをしていますので気軽にご相談ください。

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コンタクトレンズによる怖いトラブル!

コンタクトレンズ装用による痛み、フィッティング不良、レンズのくもりなどの異常を自覚する際、決して我慢せず、早い時期に受診をしてください。
角膜に傷が付いたり、コンタクトレンズの汚れなどが原因でアレルギーを起こしたりなど、トラブルは決して少なくありません。場合によっては、コンタクトレンズの装用を一時中止しないと重大な視力障害につながる可能性があります。
その中でも、一番恐ろしいトラブルがコンタクトレンズ関連の感染性角膜炎です。この写真のように角膜(黒目)に病原体が巣を作って、強い炎症と混濁を引き起こします。コンタクトレンズの管理が不十分なことによって、保存液やケース内に病原体が繁殖するものが多いとされていますが、一日交換型のレンズでも生じることがあります。こうなると、治療も長期戦となり、将来的に角膜の移植が必要になることもあります。

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緑膿菌による角膜炎
そのコンタクトレンズ大丈夫!?

オンラインやドラッグストアで、眼科医師の診察を受けないまま購入されるケースがあります。他の眼の病気を見逃す可能性があり、レンズのフィッティングを確認しないまま使用することはお勧めできません。コンタクトレンズ素材は日々進歩しています。最新素材のレンズの方が眼に優しいレンズになっておりますので長期的に使用する場合はご検討ください。特に度なしのカラーコンタクトレンズは粗悪品もありますので、正しく装用して、眼のトラブルや病気を防ぐことを心がけましょう。

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