禁煙外来
禁煙外来 01禁煙治療について
新型コロナウイルス感染症の影響により薬剤入荷未定のため、現在は禁煙外来を一時中止しています。
たばこの身体に与える影響について
たばこを吸うことで、下図の各臓器のがんや虚血性心疾患、脳卒中、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD、以前は肺気腫とも呼ばれていました)の発症リスクが上昇するとともに、妊娠中女性の場合、胎児への悪影響(早産、低出生体重児)があることがわかっています。
厚生労働省 e-ヘルスネットより引用
具体的なリスク増加の例を示しますと、
慢性腎臓病 2.2倍
糖尿病 1.4倍
循環器疾患 2.0-2.7倍 (※非喫煙者と比べたリスク上昇)
一方で、禁煙することで、様々な恩恵を受けられます。
厚生労働省 e-ヘルスネットより引用
また、喫煙は周囲のたばこを吸わない人の受動喫煙の影響もあります。
禁煙することで、自分だけではなく、周囲の人を守ることにつながります。
禁煙外来 02当院の禁煙治療
当院では、以下の条件を満たした方に対して保険診療での禁煙治療を行っております。
対象者
- ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)で5点以上、ニコチン依存症と診断された方
- 35歳以上の場合、ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方
- 直ちに禁煙することを希望されている方
- 「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意された方
治療方法
当院では①チャンピックス®(パレニクリン)、②ニコチネルTTS(経皮吸収ニコチン製剤)を用いた治療を行っております。それぞれの治療の違いは以下の通りです。
チャンピックス | ニコチネルTTS | |
---|---|---|
治療期間 | 12週間 | 8週間 |
通院回数 | 5回 | 5回 |
治療費用 ※自己負担額 |
約18,000円 | 約12,000円 |
薬の剤型 | 飲み薬 | 貼り薬 |
注意点 | 自動車運転は不可 | 貼付による皮膚かぶれ 等 |
現在治療中の病気によっては、禁煙治療の対象にならない場合があります(妊娠中や前回治療後1年経過していない場合など)。禁煙治療開始前に医師による診察で治療対象となるか判断いたしますので、ご希望の方はご連絡ください。