眼科機器のご案内
眼科機器のご案内 01手術室

眼科手術用顕微鏡
Zeiss OPMI Lumera 700

顕微鏡は眼科手術の要であり、当院では特に重視している医療機器です。中央手術室には、手術顕微鏡のトップメーカーである独国ツァイス社製の最新型手術顕微鏡OPMI Lumera 700を3台、天吊り仕様にて設置しています。この顕微鏡はステレオ同軸システムという最新の光学システムと照射系により、眼内をより明るく均一に照らすことができ、手術時の視認性が大変優れていることが特徴です。混濁が強い白内障や、角膜混濁などより視認性が悪い症例などで特に威力を発揮します。また、このうち2台には広角眼底観察システムResightを装備しています。この広角観察装置と小口径硝子体カッターシステムの登場により硝子体手術の世界は劇的に進歩し、これまで何時間もかかっていた硝子体手術をより低侵襲で安全に、かつ短時間で効率的に行うことができるようになり、手術成績は格段に向上しました。
当院ではこれ以外にも、中央外眼部手術室にVISU 200、外来手術室にLumera 300、外来処置室にLumera PICOとVISU 140と、いずれもツァイス社製の手術顕微鏡を配備しています。
硝子体手術装置
Alcon Constellation Vision System

米国アルコン社製の最新型硝子体手術装置です。近年の硝子体手術は、より小口径の手術器具を用いることによって手術の侵襲を減らし、術後の早期回復が目指しています。当院では25ゲージ(創口約0.5㎜)または27ゲージ(創口約0.4㎜)の器具を用いて硝子体手術を行なっています。シャープペンシルの芯の太さとほぼ同等かそれよりも細い、非常に繊細で高性能な装置です。器具が細くなるほど硝子体の切除効率は低下するのですが、コンステレーションの硝子体カッターは1分間に10,000回転という超高速で駆動することができ、精細な流量コントロールシステムと合わせて、より安全で効率的な硝子体手術が可能になっています。硝子体手術は当院の眼科診療の屋台骨と考えており、最新機種であるコンステレーション2台を稼働させています。
白内障手術装置
Alcon Centurion Vision System

米国アルコン社製の最新型白内障手術装置です。センチュリオンの特徴は超音波チップの破砕能力が従来に比べて格段に向上したことです。これにより、進行して核が硬い白内障症例の手術が非常に容易になりました。また創口への摩擦が減少し、危険で厄介な合併症である創口熱傷のリスクが低減しました。さらに「Active Fluidicsテクノロジー」により、手術中に刻々と変化する灌流圧をコンピューターで自動的・継続的にモニタリングして眼内圧の変動を抑制することができ、これにより白内障手術時の重要な合併症の一つである後嚢破嚢のリスクを大幅に減少することができるようになりました。白内障は当院で最も多く行われている重要な手術ですので、最新機種であるセンチュリオンを3台稼働させています。
眼科機器のご案内 02眼科検査室
アイナック
FC EYENAC

赤外線カメラを使用し、HESS検査と瞳孔検査を行います。
HESS検査:各方向を見た時の眼の位置を調べる検査です。眼を動かす筋肉の麻痺の有無を調べる際に用います。
瞳孔検査:瞳孔の収縮が正常に行われているか観察します。視神経炎などでは、光の入力のアンバランスにより瞳孔径に差が出ることがあります。
瞳孔径の左右差や光の入力による瞳孔径の差を詳細に記録することができます。機器内部の点を見るだけで自動的に検査をすることができます。
ARGOS
with Image Guidance

ARGOSはIOLマスター同様に眼軸長などを計測できる生体計測装置です。強い白内障であっても高深達な光と最新の技術により正確な眼軸長が得られるのが特徴です。
術中ガイドシステムが備わっており、データを手術室に送ると手術顕微鏡の視野の中に術前に計画した角膜切開位置、前嚢切開位置、乱視軸をオーバーレイして投影することができます。
近年ニーズが高まっている多焦点や乱視矯正などの、付加価値を持ついわゆるプレミアム眼内レンズは、正確なセンタリングや軸合わせが大変重要になります。
術中ガイドシステムの導入によりクオリティーの高い手術を提供できるものと考えています。
光干渉式眼軸長測定装置
Zeiss IOL master 700

白内障手術時の眼内レンズの度数計算をするための生体計測装置です。先代のIOL master 500は赤外線を用いて計測を行っていましたが、IOL master 700では光干渉断層撮影(OCT)の技術を用いた方式に一新されました。現在の白内障手術の進歩は著しく、単に水晶体の濁りを取ればいいのではなく、術後の見え方のクオリティーにも十分な配慮が必要です。さらには多焦点眼内レンズや乱視矯正眼内レンズを使用する場合は、正確な眼内レンズ度数計算は大変重要です。患者様にスムーズに検査をお受
光干渉断層計
Canon Xephilio OCT-S1

光干渉断層計は、眼の奥にある網膜の構造を画像化する眼科機器ですが、従来の機器に比べ、広範囲かつ深部に至るまでの眼底三次元画像の取得が可能です。具体的には従来機ではスキャン幅約12㎜、深さ約2.0㎜程度であったものが、スキャン幅約23㎜、深さ約5.3㎜の超広角撮影が可能になり、硝子体から網膜・脈絡膜・強膜境界部までの広範囲を一度の撮影で高精細に画像化します。
また、網膜の血流を評価するOCTアンギオグラフィー(OCTA)画像も従来機に比べ、広角に撮影することができ、造影剤を使用しなくても、広範囲の網膜血流を評価可能です。
この広角のOCTAを用いることにより、糖尿病網膜症や静脈閉塞症の病態評価を低侵襲かつ短時間(20-30秒程度)で行うことができます。従来の検査法では造影剤が必須でしたが、OCTAでは造影剤を用いないため、繰り返し検査を行うことができ、より早期に病状を把握できます(低侵襲な検査ですので、受診毎に撮影することも可能です)。
3次元眼底像撮影装置
TOPCON OCT Triton

撮像光源にスゥエプトソース(波長掃引光源)を用いた最新型の網膜光干渉断層撮影(OCT)装置です。1秒間に10万枚という、超高速で網膜をスキャンすることができます。これにより①非常に高精細な画像を撮影できる、②網膜を面状にスライスすることにより3次元画像を取得できる、③網膜より深部にある脈絡膜の情報を取得できる、④造影剤を使うことなく網膜血管の画像を得ることができる、など従来の光干渉断層撮影装置と比べて性能が非常に向上しました。これにより、適応疾患が従来の黄斑疾患(加齢黄斑変性症、糖尿病黄斑症など)だけでなく、脈絡膜疾患(ぶどう膜炎など)や緑内障などにも広がり、現在の眼科診療には欠かせない検査機器となっています。患者様の待ち時間の低減のため、当院ではこのOCT装置を3台稼働させています。
Mirante

走査レーザー眼底撮影(SLO)と光干渉断層計(OCT)を融合した、マルチモーダル眼科画像診断機器です。1 台で眼底撮影、蛍光眼底造影(FA/ICG)、自発蛍光撮影、OCT、OCT 血管撮影(OCTA)などの複数の撮影モードに対応し、網膜および脈絡膜の構造と血管情報を総合的に評価することができます。SLO によるレーザースキャンを用いることで、高コントラストな眼底像を取得でき、広角アダプタを使用することで最大約 163°の範囲まで撮影が可能です。また、蛍光造影では FA/ICG を同時に撮影し、リアルタイムで加算処理した動画として血流動態を観察することができます。Mirante は、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、黄斑疾患、網膜剥離、 網膜裂孔、遺伝性網膜疾患などの幅広い疾患にて有用であり、1 台で多角的な評価を行うことができます。
超広角走査レーザー検眼鏡
California

この検査機器は眼底(網膜)を撮影する装置ですが、非接触・無散瞳で画角200度という広範囲の眼底画像を一枚の写真に収めることができます(通常の眼底カメラは約45度)。これは通常の眼底カメラの約4倍の広さにあたり、網膜全体の約80%にあたる領域です。通常の眼底撮影だけでなく、造影剤を用いた蛍光眼底撮影、網膜自発蛍光撮影などが可能です。従来の眼底検査は瞳孔を広げる点眼薬(散瞳薬)を用いなければなりませんが、この薬は効果が4〜5時間残ってしまうため、検査の後しばらく見えづらく不便でした。この検査機器は散瞳薬を用いずに網膜周辺部までの撮影ができるため、患者様の負担を軽減できると考えています。
走査型超広角眼底撮影装置
CLARUS

眼底・網膜を 1 回の撮影で約 133°の広角かつ高解像度、自然な色調で撮影できる走査型超広角眼底撮影装置です。最大 6 枚の画像を重ね合わせることで、最大約 267°の広範囲な眼底写真を取得することも可能です。通常の眼底撮影に加え、蛍光眼底撮影や網膜自発蛍光撮影にも対応しており、網膜全体から周辺部にかけての病変の分布や経時的変化の評価に有用です。糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、網膜裂孔・網膜剥離、加齢黄斑変性症など、さまざまな網膜疾患の診断補助および経過観察に用いられます。
OPTMED

無散瞳で撮影可能な手持ち式眼底カメラです。通常の眼底検査機器のように顎台に顔を乗せる必要がなく、検者が手に持って撮影を行うため、姿勢保持が難しい方に対しても眼底撮影が可能です。
前眼部OCT
トーメーコーポレーション CASIA2

これまで網膜を対象に用いられていた光干渉断層撮影(OCT)の技術を、角膜や結膜、水晶体などの前眼部に応用した検査機器です。非接触で患者さんへの負担をかけずに前眼部組織の3次元撮影が可能です。角膜混濁などにおける病変の深達度の把握、円錐角膜などにおける不正乱視の測定、角膜移植後の移植片の状態の観察、緑内障における隅角(目の中の水の流出路)の状態の把握、緑内障手術後の濾過胞の観察などにおいて有益な情報を得ることができます。白内障手術時の眼内レンズ度数計算も可能です。
ウェーブフロントアナライザー
TOPCON KR-1W

波面収差を測定することにより眼鏡では矯正できない不正乱視成分(高次収差)を測定することができます。また、その高次収差の原因が角膜なのか、眼球内部(水晶体、硝子体、網膜)なのかを判断することができます。例えば、白内障手術を検討するときに、見えづらさの原因が角膜の不正にあるのか眼球内部にあるのかを測定でき、手術適応の判断材料の一つになります。また、患者様がランドルト環(視力検査のC指標)をどのように見えているかをシミュレーションして表示することができ、私たち医師やスタッフが患者さんがたの症状を理解する助けになります。
レーザー走査型眼底検査装置
Heidelberg Spectralis HRA

共焦点レーザー走査を用いた眼底撮影装置です。従来の可視光を用いた眼底カメラより高解像度・高コントラストの精細な画像を撮影することができます。動画撮影も可能で、アイトラッキング機能により検査中の目の動きに追従することができます。加齢黄斑変性症の診断には造影剤を用いた蛍光眼底造影検査が欠かせませんが、この装置を用いることによってより微細な異常血管を描出することができ、正確な診断につながるものと考えます。
自動視野計
Zeiss ハンフリーフィールドアナライザー HFA III

主に視野の中心部分を精密に測る、緑内障診療の中心的役割を担う装置です。視標は動かず、固定された視標の輝度を変化させて感度を測定するため、「静的視野計」と呼ばれます。本体に内蔵されたメモリーに過去の結果を蓄積することができ、視野進行解析プログラムにより経時的な視野変化・進行を捉えることができます。これにより将来の視野進行を予測し、治療方針に反映させることができます。当院では4台が稼働しています。
ゴールドマン視野計

全体の視野を測定する装置です。すべて手動で検査するため、患者様の状態を検査員が確認しながら検査を行える点が優れています。点光源の指標が周辺から中央に向かって動き、認知できた場所をプロットします。指標が動くので「動的視野」と呼ばれます。自動視野計よりも検査に手間がかかりますが、緑内障だけでなく、脳疾患による視野異常、視神経炎による求心性視野狭窄、網膜変性症による視野障害、甲状腺眼症による複視範囲の測定など、適応は多岐にわたる重要な検査です。当院では2台が稼働しています。
マイクロペリメータ
MP-3

眼底像を直接確認しながら刺激光を投影し、網膜の黄斑部およびその周辺における局所的な視感度(人の目が明るさを感じ取る力)を測定する検査装置です。測定結果はカラー眼底画像上に重ねて表示されるため、病変部位と視機能を対応させた評価が可能です。被検眼に対する 3次元フルオートアライメント機能および、眼底の動きに合わせて刺激位置を自動補正するフルオートトラッキング機能を備えており、より正確な刺激位置での測定が可能となると同時に、検者および被検者双方の負担軽減につながります。また、0〜34 dB の広い視感度範囲で測定できるため、低感度から高感度まで幅広い視機能評価が行えます。さらに、視感度測定と同時に固視検査を行うことができ、測定中の固視状態を眼底像上で確認することや、固視の動きを数値的に解析することも可能です。
超音波画像診断・眼軸長測定装置
UD-9000

光ではなく超音波を用いて眼球内部を調べる検査です。超音波を用いるため、角膜混濁や硝子体出血、重度の白内障などにより眼底を直接観察できない場合でも検査が可能です。
① Aモード(Amplitude mode):点眼麻酔を使用し、検査器具を直接眼にあてて検査を行います。超音波の反射を波形として表示し、眼球の長さ(眼軸長)などを数値で測定します。主に白内障手術における眼内レンズ度数の選択に用いられます。
② Bモード(Brightness mode):エコー検査と同様の原理で、瞼を閉じた状態に検査器具をあて、超音波の反射を断層画像として表示する検査です。眼球内部の構造を視覚的に確認でき、網膜剥離や硝子体出血、眼内腫瘍などの評価に用いられます。
網膜電位計 皮膚電極ERG
HE-2000

網膜電図(ERG)は、網膜に光刺激を与え、その刺激に対して網膜から生じる電気的な反応を記録し、網膜の働きが正常に保たれているかを評価する検査です。本検査は、皮膚に装着した電極を用いて行う網膜電位計で、角膜に直接電極を装着する必要がありません。そのため、点眼麻酔や検査後の洗浄・消毒が不要となり、患者さんの負担を抑えた検査が可能です。角膜混濁や白内障、硝子体混濁などにより眼底の観察が難しい場合でも網膜機能の評価が可能であり、網膜疾患の鑑別や補助診断のほか、乳幼児や高齢の方など、自覚的な視力検査が難しい症例における網膜機能評価に用いられます。
多局所網膜電図

網膜電図検査は、強い光を当てた時に網膜が発する活動電位を測定することにより、網膜疾患の診断するための検査装置です。網膜にある光を感じる細胞には、明るい場所で色を認識する「錐体」と、色は感知できないが暗いところでの光の認識に優れた「桿体」とがあります。網膜変性症には、錐体細胞が主に障害されるタイプや桿体細胞が主に障害されるタイプ、両者が障害されるタイプなど様々な種類がありますが、光をあてるパターンを変えて網膜電図を測定することにより、どちらの細胞が障害されているかを判断することができます。従来の網膜電図は網膜全体の反応を一括に測定することしかできませんでしたが、多局所網膜電図では網膜のおよそ60カ所の網膜電図を分離して同時に測定することができ、局所的に網膜が障害される疾患の診断などに有用です。
両眼開放定屈折近点計
D’ACOMO

両眼を開けた自然に近い見え方の状態で、近くにピントを合わせることができる限界の距離(近点距離)を測定します。視標を実際に眼に近づけながら、被検者が見えにくくなったと感じる位置を調べるため、日常生活に近い条件でどこまで近くが見えるかを評価することができます。片眼ずつの測定に加え、両眼での測定も可能であり、被検者自身の見え方を反映した調節機能の評価が行えます。そのため、老視の程度評価や近くが見えにくい症状、眼精疲労などの状態把握に有用な検査です。
ACOMOREF2

眼の屈折状態と自分でピントを合わせる力(調節反応)を、機械で客観的に測定します。近くを見る動作にともなって眼の屈折値がどのように変化するかを連続的に解析することで、ピント調節の量や反応の状態を数値として評価することができます。被検者の見える・見えないといった自覚的な申告に依存せず、客観的なデータとして調節機能を把握できる点が特長です。そのため、調節不全や調節痙攣など、ピント調節に関わる機能異常の評価に用いられます。
MNREAD-J

大きさの異なる文章を順に音読してもらい、読み終わるまでの時間や読み誤りの有無を記録します。文字サイズが小さくなるにつれて読書速度がどのように変化するかを解析することで、どの大きさまでなら実用的に読めるかを客観的に評価します。視力値だけでは分からない、実用的な読書能力を把握できる検査です。当院では、毎週水曜日の午後に見えにくさに応じた日常生活上の工夫や支援に関するアドバイスを行うロービジョン外来を実施しており、本検査は補助具の選定や生活指導を検討するうえで重要な評価指標となります。
スペキュラーマルチスコープ
EM-4000

角膜内皮細胞は、角膜の透明性を保つために重要な役割を担っており、再生能力を持ちません。本検査では、角膜内皮細胞を拡大撮影し、細胞密度や細胞の大きさ・形のばらつきなどを解析することで、角膜内皮が十分に機能しているかを評価します。
角膜内皮細胞は、加齢や手術、コンタクトレンズの長期装用などにより減少することがあるため、白内障手術前後の評価や、コンタクトレンズ装用者における角膜内被細胞の健康状態の確認に用いられます。
房水セルフレアアナライザ
FM-600a

ぶどう膜炎や手術後に炎症が起こると、前房(目の中の前方部分)内に細胞やタンパク成分が増加します。本検査では、前房内に存在する微細なタンパク成分による光の散乱を定量的に測定します。炎症の程度を客観的な数値として評価でき、ぶどう膜炎などの炎症性疾患の診断や経過観察に用いられます。
オートレフ MR-6000

1つの機械で複数の項目を実施することができます。
① 屈折度数:近視・遠視・乱視といった屈折の状態を、被検者の申告に頼らず他覚的かつ高精度に測定することができます。視力検査や眼鏡・コンタクトレンズ処方の目安となる度数を調べる検査です。
② 角膜曲率半径:角膜のカーブの強さ(丸み)を測定します。角膜のカーブは乱視の程度や種類と関係しており、眼鏡・コンタクトレンズ処方や角膜の状態評価に用いられます。
③ 角膜形状解析:角膜の形状や厚みの分布を測定し、角膜のゆがみや左右差を確認します。目の表面の状態や光の入り方を総合的に評価 することができます。
④ 眼圧:空気を用いた非接触の方法で眼圧を測定します。目に触れずに行えるため、短時間で負担の少ない検査です。
⑤ 角膜厚:角膜の中央の厚みを測定します。角膜厚は眼圧評価の参考となるほか、角膜の健康状態を把握するための指標の一つです。
⑥ ドライアイ評価:涙の安定性やたまり具合、瞬きの状態などを観察することで、ドライアイの評価に役立ちます。
Acc-pad

日常視に近い条件下で、両眼開放した状態での視力およびコントラスト感度(どの程度の明暗差まで識別できるか)を評価する視機能検査機器です。
視力は保たれているものの見え方に不満を訴えやすい症例に有用で、通常の視力検査では捉えにくい視機能の質や、コントラスト感度の低下を評価することができます。
また、潜伏眼振など片眼を遮蔽すると視力が低下しやすい症例においても、両眼開放で測定することで本来の視力評価が可能です。
眼科機器のご案内 03その他機器
サージカルガイダンス
Alcon Verion Image Guidance System

ベリオンは米国アルコン社が開発した術中イメージガイドシステムです。外来検査室で角膜屈折力と乱視軸、結膜血管の特徴を測定し、そのデータを手術室に送ると手術顕微鏡の視野の中に術前に計画した角膜切開位置、前嚢切開位置、乱視軸を顕微鏡術野にオーバーレイして投影することができます。近年ニーズが高まっている多焦点や乱視矯正などの、付加価値を持ついわゆるプレミアム眼内レンズは、正確なセンタリングや軸合わせが大変重要になります。ベリオンサージカルガイダンスの導入で、よりクオリティーの高い手術を患者さんに提供できるものと考えています。
パターンレーザー光凝固装置
TOPCON Pascal Streamline

糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症による網膜無血管野に対する光凝固、網膜毛細血管瘤や異常血管への直接凝固、網膜裂孔に対する凝固など、網膜光凝固は眼科診療にとって欠かすことのできない治療です。従来の光凝固は一発ずつ打つために時間がかかるのと、レーザー照射中の疼痛が問題でした。PASCALはあらかじめプログラミングされた多数スポットのパターン照射を一度に行うことができるため、治療に要する時間を大幅に短縮できます。また、1スポットごとの照射時間が短いため疼痛が少なく、患者様の負担をかなり軽減することができるます。
レーザー凝固装置
Zeiss VISULAS 532S

従来型のアルゴンレーザー光凝固装置です。糖尿病網膜症に対する網膜全体への光凝固など、広範囲の治療を行う場合はPASCALを使用しますが、少数のスポット凝固を行う場合や、しっかりと大きい凝固斑を得たい場合は本機を使用します。また、緑内障手術後のレーザー切糸術や、いわゆる緑内障発作を生じたときに行うレーザー虹彩切開術を行う時にも使用します。
Nd-YAGレーザー装置
Zeiss VISULAS YAG III

このレーザー装置は組織を凝固するためのものではなく、切開するためのレーザー装置です。主に白内障手術後に発生する後発白内障に対する治療に用います。いわゆる緑内障発作を生じたときに行うレーザー虹彩切開術時に、アルゴンレーザー装置と合わせて用いる場合もあります。
選択的線維柱帯形成レーザー装置
Lumenis Selecta II

選択的光加熱分解理論を応用した、緑内障治療用のレーザー装置です。目の中を循環する液体である房水は、毛様体という組織で作られて、虹彩の裏を通過して前房に至り、角膜と虹彩の継ぎ目にある線維柱帯を経てシュレム管から排出されます。この線維柱帯の色素細胞のみを選択的に障害し、房水の排出抵抗を下げて眼圧を下降させます。周囲の線維柱帯組織や無色素細胞には全く影響を及ぼすことがないため、合併症の心配がなく、繰り返し行うことができる安全な治療法と言われています。
町田製作所 涙道内視鏡システム

涙道閉塞の治療は、従来は「ブジー」と呼ばれる針金を、手の感触だけを頼りにして挿入して閉塞部を解放していました。しかしこの方法は当然ですが正確とは言えず、ブジーが正しい方向に進まずに涙道の壁を突き破ってしまう「仮道」の形成をしばしば生じていました。涙道内視鏡は外径が0.9㎜という極細の内視鏡で、涙道内を映像で確認しながら閉塞部位を正確に解放することができます。また、解放後に涙管チューブを正確に通す方法として「シースガイド挿入法」が考案され、広く行われています。
マイクロパルスレーザー緑内障治療装置
IRIDEX CYCLO G6

マイクロパルスとはレーザーを超短時間(マイクロ秒)でオン・オフしながら発振する装置で、組織への侵襲が非常に少ないと考えられています。レーザーで毛様体を刺激することにより眼の中の水(房水)の眼外への流出を促進し、眼圧を降下させます。毛様体を凝固してしまう従来の方法と比べて合併症が大変少なく、繰り返しの治療も可能です。
全身麻酔装置
Dräger Fabius Tiro・GEヘルスケア Aestiva/5

全身麻酔装置は、世界でも品質に定評がある独国Dräger社製Fabius Tiroを2台と、米国GEヘルスケア社製エスティバ/5を1台の、計3台を有しており、中央手術室の3ベッド全てで全身麻酔が可能な環境を整えています。
高周波ラジオ波メス
Ellman Surgitron Dual EMC90

主に眼瞼手術で使用する、いわゆる「電気メス」の一種ですが、ラジオ波は通常の電気メス(500kHz前後)よりもずっと高周波(4.0Mhz)であり、組織にピンポイントにエネルギーを集中することができるため、熱損傷の少ない微細な切開・凝固が可能となります。つまりは通常の電気メスよりも傷の治りがきれいということであり、美容外科などで広く用いられている手術機器です。
眼科用冷凍手術ユニット
Keeler クライオマチック MK II

網膜剥離手術などで用いられる冷凍凝固装置です。液化炭酸ガスを用いてプローブの先端を急速に冷却します。マイクロコンピュータで制御されたソノレイドバルブにより、オン・オフに伴う冷凍・解凍がスムーズに行える最新機種です。


