当院の
多焦点眼内レンズ
-
01
豊富な
多焦点眼内レンズ -
02
老眼治療
-
03
最新の
手術体制を完備
近年の技術進歩により白内障手術で使用する眼内レンズは、遠見から近見、中間距離まで焦点を合わせることができる多焦点眼内レンズが開発されております。さらに、乱視がある方にも対応しています。患者様の日常生活に適した多焦点眼内レンズを選択することで、白内障手術後の見え方の質が高まり、眼鏡をかけるわずらわしさを低減することができます。
また、多焦点眼内レンズは、加齢が原因で起こる老眼(老視)の治療の選択肢の1つとしても活用されてきております。
眼科専門病院として、最新の検査・手術設備を整え、豊富な経験と技術を持つ医師が術後の最適な見え方をご提供いたします。
多焦点眼内レンズの説明
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術とは
眼内レンズの技術革新により多焦点眼内レンズの性能が高くなりました。
多焦点眼内レンズは近視・乱視とともに老眼も治療できる眼内レンズです。
2焦点眼内レンズは遠方・近方(30~50㎝)に焦点を調整できます。3焦点眼内レンズは生活で多用する遠見・中間(50~100㎝くらい)・近見がよく見えるように設計されているため、さまざまな患者様のニーズに応えることができます。
多焦点眼内レンズが向かない方
- 網膜疾患がある方
- 極度に神経質な方
- 緑内障などで視野異常がある方
- 斜視がある方
- 角膜不正乱視がある方
単焦点眼内レンズと
多焦点眼内レンズの比較
白内障手術で使用する眼内レンズは大きく分けて「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類あります。
単焦点眼内レンズは近見もしくは遠見のどちらか1つに焦点を合わせることができるレンズです。多焦点眼内レンズは近見、中間、遠見に焦点が合わせられます。実際、単焦点眼内レンズしか取り扱っていない眼科施設が多いのですが、当院では患者様のご要望に合わせたご提案ができるように多焦点眼内レンズを12種類(トーリックレンズ含む)をご用意しております。
単焦点眼内レンズ
写真:遠くに焦点を合わせたイメージ
多焦点眼内レンズ
写真:遠くに焦点を合わせたイメージ
多焦点眼内レンズのデメリット
01単焦点眼内レンズと比べてすっきりと見えない
専門的には「コントラスト感度が低い」と言います。視力検査は一定の環境下で測定されていますが、日常では色々な条件下で見ています。曇り空や夕暮れの雨など、日常で一般的に見えにくさを感じる環境下では、多焦点眼内レンズの方がすっきりとは見えないと言われています。
単焦点眼内レンズ
多焦点眼内レンズ
02グレア・ハロー
「グレア」と「ハロー」は、夜間に見られる光視現象です。これらは単焦点眼内レンズでも発生しますが、多焦点眼内レンズでの出現頻度が高いとされています。通常、手術直後に最も強く感じられますが、時間が経つにつれて影響は減少し、気にならなくなることが多いです。「スターバースト」はハローの一種で、光源から放射状に伸びる光が特徴です。これらの光視現象が日常生活に大きな影響を与える場合、眼内レンズの交換が必要なこともあります。
グレア
ハロー
スターバースト
選定療養とは
2020年3月から多焦点眼内レンズの選定療養が始まりました。選定療養とは、追加負担をすることで保険適応外の治療を保険適応と併せて受けることができる医療サービスです。白内障手術に対しては、保険診療で施行し、多焦点眼内レンズと通常の保険診療で使用する単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの差額代金を追加でいただくことになります。
レンズメーカーから仕入れる各レンズの金額が異なりますので、レンズにより追加徴収させていただく金額も異なります。
当院で取り扱う
多焦点眼内レンズ
自費診療
※手術費用・眼内レンズ費用の全てが自己負担となります。
※金額には、術後3ヶ月までの検査費用が含まれます。
選定療養
手術費用(保険)とは別に、以下のレンズ費用(自費)をご負担いただきます。
詳細はこちら
Intensity
- Intensity(インテンシティ)はイスラエルのHanita_Lenses社製のレンズです。EU加盟国の基準を満たす製品に付与されるCEマークを取得しています。
- 独自の光学技術『DLUテクノロジー(Dynamic light utilization technology)』で従来の回折型2焦点や3焦点より光効率が最大化し、遠方・遠中(133cm)・中間(80cm)・中近(60cm)・近方(40cm)の5ヶ所に焦点が合うレンズです。
- Intensityを使用した手術は保険適応外のため、自費診療となります。
Evolve
- Evolve(エボルブ)はイタリアのSoleko社製の屈折型の焦点深度拡張型レンズです。
- 強度近視や強度乱視の患者様にも適応可能です。
- 屈折型の焦点深度拡張型レンズであるため、コントラス感度の低下が少なく、約50cmまで良好な近見視力を獲得できます。
- 遠方から中間までの距離はクリアに見えるものの、近くの小さな文字を読む際には眼鏡が必要となります。
- Evolveを使用した手術は保険適応外のため、自費診療となります。
Vivity
- Vivity(ビビティ)はAlcon社製の非回折型の多焦点レンズです。
- Alcon社の独自技術である『波面制御X-WAVEテクノロジー』を採用することで、ハロー・グレアの異常光視現象を軽減させ、優れたコントラスト感度を持っています。
- Vivityを使用した手術は選定療養の対象となります。
多焦点眼内レンズの性能を最大限発揮させるための
検査・手術機器
多焦点眼内レンズは、高度な特性をもった眼内レンズですが、その性能を最大限発揮させるためには、
- 正確な検査を実施して眼内レンズの度数を決定する。
- 手術時に適切な位置にレンズを挿入することが必要になります。
ほんの小さな誤差があるだけでも、そのレンズの性能を十分引き出すことができないこともあり、術前の検査・手術時の精度がとても重要となります。誤差を出さないために、当院では経験豊富な医師・視能訓練士が最新の検査機器、手術機器を使用して最大限多焦点眼内レンズの性能を発揮させるように手術を実施しております。
最も小さい切開創で実施できる
最新の手術機器
CENTURION
米国アルコン社製の最新型白内障手術装置です。
センチュリオンは、白内障手術の切開創を最も小さく(2.4㎜)実施できる機器で、手術による角膜への影響を最大限防止することができます。
また、小さな切開創でも超音波破砕能力の向上や灌流圧のモニタリング機能などによって、手術時間も短くより安全な手術をすることができます。
より最適な眼内レンズを選ぶための
眼軸長検査機器
IOL master 700
白内障手術時の眼内レンズの度数計算をするための生体計測装置です。先代のIOL master 500は赤外線を用いて計測を行っていましたが、IOL master 700では光干渉断層撮影 (OCT) の技術を用いた方式に一新されました。
現在の白内障手術の進歩は著しく、単に水晶体の濁りを取ればいいのではなく、術後の見え方のクオリティーにも十分な配慮が必要です。さらには多焦点眼内レンズや乱視矯正眼内レンズを使用する場合は、正確な眼内レンズ度数計算は大変重要です。患者様にスムーズに検査をお受けいただけるよう、世界で最も信頼されているIOL master700を導入して検査しております。
白内障の程度や手術後の状態を
より正確に診断
CASIA2
当院では前眼部OCT(CASIA2)での正確な角膜形状解析を行います。
多焦点眼内レンズの選択において、角膜形状解析はとても重要です。
角膜形状解析装置では以下のことがわかります。
1、不正乱視の検出
2、角膜後面の乱視の検出
乱視には「正乱視」と「不正乱視」があります。
「正乱視」は多焦点眼内レンズの乱視矯正効果で矯正可能ですが、
「不正乱視」は眼内レンズの乱視矯正効果が十分に発揮されません。
「不正乱視」がある場合は、多焦点眼内レンズの不適応となります。
乱視には、角膜前面と後面の乱視があります。
通常の検査機器では角膜の前面乱視のみの測定しかできません。
角膜の後面にも乱視が存在するため、より精度が高い乱視矯正効果を実現することができます。
より正確な白内障手術へと導く
生体計測器と術中ガイドシステム
ARGOS
with Image Guidance
ARGOSはIOLマスター同様に眼軸長などを計測できる生体計測装置です。強い白内障であっても高深達な光と最新の技術により正確な眼軸長を得られるのが特徴です。
術中ガイドシステムが備わっており、データを手術室に送ると手術顕微鏡の視野の中に術前に計画した角膜切開位置、前嚢切開位置、乱視軸をオーバーレイして投影することができます。
近年ニーズが高まっている多焦点や乱視矯正などの、付加価値を持ついわゆるプレミアム眼内レンズは、正確なセンタリングや軸合わせが大変重要になります。
術中ガイドシステムの導入によりクオリティーの高い手術を提供できるものと考えています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8:00~12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ― |
13:00~17:00※ | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | ― |
※…コンタクトレンズ新規作成の受付は16:00まで